玄関の鍵が開かないトラブルに直面し、鍵屋に開錠を依頼する機会は、自宅の防犯性を見直す絶好の機会です。鍵屋は様々な鍵のトラブルを解決するだけでなく、防犯に関する専門知識も持ち合わせています。そこで、鍵屋が推奨する防犯性の高い鍵の種類についてご紹介し、次の鍵選びの参考にしていただければと思います。まず、現在主流となっている防犯性の高い鍵の代表格が「ディンプルキー」です。従来のギザギザした形状の鍵とは異なり、鍵の表面に複数の深さの異なる凹み(ディンプル)があるのが特徴です。この複雑な構造により、ピッキングが非常に困難で、防犯性が格段に向上しています。また、合鍵の複製も特殊な機械が必要なため、悪意のある第三者による不正な合鍵作成のリスクも低減されます。次に注目したいのが「ロータリーディスクシリンダー」です。これは美和ロックが開発したもので、タンブラーと呼ばれる部品が回転する仕組みを利用しており、従来のディスクシリンダーに比べてピッキングに強い構造をしています。特に「PRシリンダー」や「JNシリンダー」といった製品は、さらに防犯性能を高めたモデルとして知られています。また、「カバスターネオ」に代表される、スイスのカバ社が製造する高性能シリンダーも非常に高い防犯性を誇ります。これは、多数のピンを使った非常に複雑な構造と、ドリリング対策などの破壊にも強い特性を持っています。価格は高めですが、最高の防犯性を求める方にはお勧めです。最近では、鍵穴自体が存在しない「電子錠」や「スマートロック」も人気を集めています。これらは、暗証番号、指紋認証、カードキー、スマートフォンアプリなど、様々な方法で開錠するため、ピッキングによる不正開錠の心配が根本的にありません。鍵の閉め忘れを防ぐオートロック機能や、遠隔での施錠・解錠機能など、利便性も非常に高いのが特徴です。ただし、バッテリー切れやシステムエラーのリスクがあるため、非常用の開錠方法の確認や定期的な電池交換が必要です。鍵を選ぶ際には、防犯性の高さだけでなく、鍵の操作性や耐久性、そしてご自身の予算も考慮に入れることが大切です。
玄関鍵が開かない!鍵屋が教える防犯性の高い鍵の種類